そろそろ忘れそうな大阪弁

「記憶が頼り」という間違った言語採集。たぶん河内方言風味。

ちょうず

2007.02.04 Sunday
そろそろ忘れそうな大阪弁 > タ行

ばあちゃんのアクセントはHLL

こちらの見出しで書くべきものかと思うのですが、ばあちゃんがよく使っていたのが「お」がついたおちょうずのほうだったので、あちらを主、こちらを従としました。

そんなわけで、詳細はおちょうず参照。

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    つくもる

    2007.01.29 Monday
    そろそろ忘れそうな大阪弁 > タ行

    「しゃがむ」の意。「うずくまる」でもあるんだろうか。アクセントはHHHH

    今でも一定以上の年齢層には通じそうですが、「つくもる」という語を聞く機会がほとんどありません。

    子供の頃に、ばあちゃんの指令で野良仕事の手伝いをしたりもしていたのですが、ガキにとってどうも楽しくなさそうな作業があったりもするのです。

    クワで畝(うね)を耕したり整えたりするのは疲れるけれどもそこそこ楽しいし、サツマイモの収穫などはときにオケラ(虫の名)と出くわすことを除けばこのうえなく楽しいのですが、草むしりというのが地味で楽しみも少ないのです。非常に重要な作業なのですが、ガキの感覚なので「つまらない」「めんどくさい」だけなのです。

    そんなわけで、草むしりを命じられてもだんだん飽きてくるのですね。で、草むしりの途中でミミズを発見したりすると、ですね。当時、近くにあるフナしか釣れない川でフナを釣るのが楽しみだったガキンチョとしては、ミミズ捕獲モードに移行してしまうのです。

    釣り餌に使えるぞ、と。コイ釣り用として売られてる「吸い込み」という仕掛けで投げ釣りしてもやっぱりフナしか釣れない川で釣りをするのに使えるぞ、と。

    釣具・釣り餌のお店で買うよりも大きいのが獲れるのに、それがタダ、というのが当時はうれしかったのです。ミミズが大きいからと喜んでいる辺りがガキなりの平和さかもしれません。

    で、指示されたことを放置して、野菜も雑草も生えてない畝の辺りにつくもるのです。そこで謎の集中力と根気でひたすらミミズ捕獲に燃えていると遠くのほうから声が飛んで来るわけです。

    例:「そんなとこでつくもってんと、草、引き」
    (訳:そんなところでしゃがんでないで、草を抜きなさい)

    何にも生えてないところでつくもって、ひたすらスコップで畝をほじくっているのですから遠くから見てもさぼっているのはバレバレです。

    今は釣りもしていないしミミズをさわるのがこわいはずなので、当時はよく平気であんなにたくさん捕獲したもんだなと思います。1〜2時間頑張ると100匹以上捕獲できる畑でした。

    冷静に考えると、ばあちゃんの土壌づくりの腕もよくて手間をかけていたからこそ、あんなにたくさんミミズがいたんだろうな。

    ミミズ話はさておき、疲れたり具合が悪くなってしゃがみ込んでる/へたり込んでる場合にも「つくもる」は使われます。

    例:「どないした?こんなとこでつくもって
    (訳:どうした?こんなところにしゃがみ込んで)

    そういえば大人になってからも、飲み過ぎて繁華街の片隅でつくもっていることがあるようなないような…。

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