そろそろ忘れそうな大阪弁

「記憶が頼り」という間違った言語採集。たぶん河内方言風味。
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よって(に)

2007.01.12 Friday
そろそろ忘れそうな大阪弁 > ヤ行

あまり文法的なことで悩みたくないので、動詞が前に来る場合は何形なのかとかそういうことは触れないことにしておきますが、いまどきの日常会話での出現頻度から考えるとなぜかよく知られている(と思われる)「〜さかい」と同じ意味です。「だから」などの意。アクセントはHHL。「に」が続く場合はHHLL

いまどき、大阪市内でこの種の「さかい」や「よって」を耳にすることはほぼありません。私と同年代辺りなら理解不能ということはなさそうですが、同年代の人が日常生活で使っているということもなさそうです。古い言い回しなのでしょう。

例:「ごはん、なあ。さいぜん、せんどよばれたよって入らん」
(訳:ごはん、ねえ。さっき、さんざんご馳走になったから入らない=食べられない)

例:「先行とく(いとく)よってに」
(訳:先に行っておくからね)

ありとあらゆる状況で「さかい」と置換可能なのかどうかはよく調べてないのでよくわかってませんが、安直に置き換えてもよさそうな気配。

私は「さかい」よりもこちらの「よって」のほうをよく聞いてきたように思うのです。祖母が「さかい」よりも「よって」をよく使っていたのでしょう。

いずれ取り上げる予定ですが、「問題ありませんからね」「気にしないでくださいね」という気持ちを込めて言う懐かしい表現「かましまへんよってに」(訳:構いませんからね)は、「さかい」よりも「よって」のほうが似合う気がします。

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